記憶の特徴 [勉強法一般]
記憶の特徴の一端を鋭く表しているのがエビングハウスの忘却曲線です。覚えた事がどのように忘れられていくのかを表した曲線です。この曲線のポイントは次の3つです。
● 覚えた直後に急速に忘れていく(1時間で5割以上忘れる)
● 2日で8割近く忘れるが、以後、あまり変わらない
● 復習をするたびに忘れ方がゆっくりになる
エビングハウスの忘却曲線は意味の無い文字列を覚えた場合の話だそうで、理屈やストーリーのある知識の場合には少し異なるかもしれません。
しかし、基本的な特徴は変らないと思われます。上記のポイントで言えば、「1時間」「5割」「2日」「8割」といった数字は変っても、「覚えた直後に急速に忘れる」「以後、あまり変わらない」「復習をするたびに忘れ方がゆっくりになる」というのは変らないでしょう。
そして、この特徴は勉強の進め方を考える時に重要なヒントになります。
例えば、
● 新しい知識を勉強したら、その日の内に復習する。
● 復習と次の復習の間隔は、だんだん長くしていってよい。
といったことです。
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